着物を着たときはすごくうれしかった

私は子供のころに、自分のうちは貧乏だと思ってしまっていましたので、母親は高価な着物などもっていませんでした。
でも、近所に住むクラスメイトのお母さんは、休みの日に着物を着て出かけていくのを見てしまって、うらやましいと思いました。
私は、自分は大人になってOLになったら、自分の給料で着物を買って絶対に着たいと思ってしまったのでした。
でも高校をでて、OLになっても給料は父親に管理されてしまっていました。
父親は母親と離婚していましたので、経済的に余裕がなくて私の給料はそのまま父に預けて、毎月4万円をもらっていました。
自分の給料なのに、自由にできなくて好きなものが買えずにいつも不満に思ってしまっていました。
でも、結婚が決まって自分の給料を好きに使えるようになって、初めて買ったのが付け下げでした。
その付け下げ訪問着は、帯と合わせて70万円ほどしましたが、買ったときは感動しました。
そして、自分で着付け教室にかよって、自分で着物が着れるようになったのでした。
付け下げ訪問着を着て、友人の結婚式に出たときは、すごくうれしかったです。
でも、その着物は太ってしまったので、あまり着ることもなくなってしまったのでした。